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約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。


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村上ファンド

きちんとフォローしていないので的外れなことを書いているかもしれないことを認識しつつ、法的問題点は専門家の人たちに任せて、自分が何を考えていたのか忘れないために少しだけ。

・報道によると通称村上ファンドの運用資産規模は2000~3000億円らしい。また、これまた報道によると、この金額の資金をやや「持て余していた」というのが本当のところらしい。しかし、2000億円や3000億円の資金をファンドが「廻せない」資本市場が果たして本当に好ましいのであるのかどうか。「金余り」は世界的な現象のようだが、日本での「投資機会」や「資本市場の深み」といったものも、考えてみる必要があるのではないかと思われる。
ちなみに、先週の土曜日のWSJによると、アメリカの主要なPEファンドの資金調達額は以下の通り。
カーライルグループ $3900億ドル
ブラックストーン   $2600億ドル
KKR          $2200億ドル
テキサスパシフィック $2000億ドル
トーマス・リー      $1600億ドル
もちろん、いろいろな意味で単純には比較し得ないことは承知しているが、ものすごい差である。投資ファンドの投資家には大学などの基金や企業年金基金などもいるのだから、資本市場の深みは、その意味では、お茶の間に直結する話である。銀行預金が「すずめの涙」だと銀行を批判する一方で、投資ファンドに嫌悪感だけを抱くのでは、一体、この国の個人資産はどこで誰がどう運用すればいいというのか。結局、国債か?苦笑(ちなみに、国債を買ってきた政府系金融機関も民営化しろとの声に押されて整理統合される。)
各方面からのお約束の便乗バッシングを見ていると、おつりが1円でも違うことに神経質になる国民が、自分の資産や投資のリターンの最大化にあまり神経質でないように見えるのは、気のせいだろうか。資本市場をより深みのあるものに育てる姿勢というのも大事にしたい。

・ライブドアのときの投資事業有限責任組合の規制強化のときもそうだったが、コーポレート・スキャンダルの後の法令改正・厳罰化と、日本市場をより魅力的にして投資家を呼び込むという別の目的とのバランスはどうなっているのか、慎重に考える必要があるだろう。

・村上氏のスタイルが批判を呼びやすいものであったことは確かだが、経営者への規律付けとなっていたことは確かであるし、彼はファイナンス理論のセオリーにある意味忠実に投資先を見つけ出していたに過ぎない。素人が傍から見ても、結構いい加減な経営をしているように見受けられる会社は多々あるはずだ。株主価値(Market Cap)の向上だけが至上命題とは思わないが、株主軽視と言われかねない会社経営者が「それみたことか」と胡坐をかくには早すぎる。

参考1:Corporate Raiders
参考2:Raiders, Activist Fund, I-Bankers, and Lawyers
by NYlawyer | 2006-06-07 08:31 | Law and Business