約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。


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平成19年(ラ)第917号 株主総会決議禁止等仮処分命令申立却下決定に対する抗告事件

「抗告人関係者は、投資ファンドという組織の性格上、当然に顧客利益優先の受託責任を負い、成功報酬の動機付けに支えられ、それを最優先にして行動する法人であり、買収対象企業についても、対象企業の経営には特に関心を示したり、関与したりすることもなく、当該会社の株式を取得後、経営陣による買収を求める一方で突然株式の公開買付けの手続に出るなど、様々な策を弄して、専ら短中期的に対象会社の株式を対象会社自身や第三者に転売することで売却益を獲得しようとし、最終的には対象会社の資産処分まで視野に入れてひたすら自己の利益を追求しようとする存在といわざるを得ない。」

(スティールパートナーズv. ブルドッグソース東京高裁決定31ページ)

法律実務家に必要なのは「バランス感覚」だと教育されてきた。それは大学の法学部の授業でも、司法試験予備校でも、司法研修所でも、一貫して言われてきたように思う。
防衛側の代理人が書いたものであればまだしも、裁判所がここまで激しく価値判断を示したことには驚きを禁じ得ない。日本社会の息苦しさのようなものも感じてしまう。

そう思うのと同時に、この高裁決定にヒステリックな反応をすることも、バランス感覚の問題としてまた避けなければならないとも思う。
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by NYlawyer | 2007-07-13 07:30 | Law and Business