約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。
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PEファンド・アクティビストヘッジファンドに関するOECDのペーパー
最近、アクティビズム、ヘッジファンド、LBOファンドなどという言葉をよく聞くようになったわけですが、先日某シンクタンクに勤務する知人から教えてもらったOECDが作成したこの資料:THE IMPLICATIONS OF ALTERNATIVE INVESTMENT VEHICLES FOR CORPORATE GOVERNANCE(pdf)、blogsphereでもまだ出回っていないようなので、貼り付けておきます。かなり詳しい分析がなされており、ちょっと感動。。。友人Harry氏がブログで取り上げるかなーと思っていたら、「長すぎるから今度教えて」(意訳)といわれてしまいました。私は読んだことは読んだのですが、これをまとめるのは至難の業なので別にまとめることは私もしません。ただ、感想を2つばかり。
1つ目は、「ヘッジファンドだのLBOファンドだのいうけれど大体ヤツラは何をやっているか外からはよく分からないじゃないか」という声を一部の人からは耳にすることが多い気がしますが、このペーパーを読むと少なくとも彼らの行動原理や戦略やその各種インプリケーションが相当深く分析されており、「何をやっているかわからない存在」と言えないのではないか。
もう1つ印象的(?)なのは、このペーパーがこれらのファンドをコーポレートガバナンス(企業統治)の文脈で取り上げていること。彼らもコーポレートガバナンスに貢献しうる存在であることは共通理解といってよく、日本も彼らをどうやってうまく取り込むかというところに頭と金を使うべきだろう。
先日仕事で東京高裁のブルドッグ決定の例のくだりを翻訳する必要があったのですが何とも翻訳しづらく・・何年か後に何かの拍子で↑のような内容の日本の裁判所の考えが示されたら、私は感動して泣いてしまうかもしれません(笑)。
参考1:Corporate Raiders
参考2:Raiders, Activist Fund, I-Bankers, and Lawyers
参考3:Proxy Fight~Raiders and Activist Hedge Funds~
参考4:プライベートエクイティ・ファンドとヘッジファンドのコンバージェンス
参考5:ロースクール的コーポレート・ガバナンス論~ヘッジファンドの台頭とコーポレート・ガバナンス①
参考6:ロースクール的コーポレート・ガバナンス論~ヘッジファンドの台頭とコーポレート・ガバナンス②
1つ目は、「ヘッジファンドだのLBOファンドだのいうけれど大体ヤツラは何をやっているか外からはよく分からないじゃないか」という声を一部の人からは耳にすることが多い気がしますが、このペーパーを読むと少なくとも彼らの行動原理や戦略やその各種インプリケーションが相当深く分析されており、「何をやっているかわからない存在」と言えないのではないか。
もう1つ印象的(?)なのは、このペーパーがこれらのファンドをコーポレートガバナンス(企業統治)の文脈で取り上げていること。彼らもコーポレートガバナンスに貢献しうる存在であることは共通理解といってよく、日本も彼らをどうやってうまく取り込むかというところに頭と金を使うべきだろう。
"--concluded that “activist” hedge funds and private equity firms could help strengthen corporate governance practices by increasing the number of investors that have the incentive to make active and informed use of their shareholder rights. This may include demands for changes in management, the composition of the board, dividend policies, company strategy, company capital structure and acquisition plans. Such active and informed ownership is expected to stimulate the search for the best possible use of corporate assets and thereby contribute to better risk and resource allocation in the economy as a whole. Promoting efficient outcomes for actions taken by active and informed ownership is therefore likely to remain an important policy objective for the years to come."(p.5)
先日仕事で東京高裁のブルドッグ決定の例のくだりを翻訳する必要があったのですが何とも翻訳しづらく・・何年か後に何かの拍子で↑のような内容の日本の裁判所の考えが示されたら、私は感動して泣いてしまうかもしれません(笑)。
参考1:Corporate Raiders
参考2:Raiders, Activist Fund, I-Bankers, and Lawyers
参考3:Proxy Fight~Raiders and Activist Hedge Funds~
参考4:プライベートエクイティ・ファンドとヘッジファンドのコンバージェンス
参考5:ロースクール的コーポレート・ガバナンス論~ヘッジファンドの台頭とコーポレート・ガバナンス①
参考6:ロースクール的コーポレート・ガバナンス論~ヘッジファンドの台頭とコーポレート・ガバナンス②
by NYlawyer
| 2007-08-01 08:41
| Law and Business