約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。


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2007年 06月 22日 ( 1 )

フリーランチはまだ食える?

さて、今回のこの日帰り郊外旅行には、夏の間だけいるサマーアソシエイト諸君も参加している。平日に、堂々と(数は多くないものの)パートナーも参加して開催するのも、サマーアソシエイトのリクルーティングとしての色彩が強いからに他ならない。

サマーアソシエイトは、実際にどういう仕事や課題をやっているのか知らないが、僕の目からはかなり甘やかされているように見える。こうしたビッグイベントだけではなく、週末のハッピーアワー飲み会や、各種コンサートやヤンキース戦やメッツ戦の鑑賞・観戦など、イベントが尽きることはない。事務所もサマー様をもてなす為にアソシエイトがサマーアソシエイトとランチをするときは上限を定めた上でのフリーランチを提供し、彼らにはブラックベリーも支給する。これらはすべてサマーアソシエイトが他の事務所に流れないようにするために行われるのである。僕も一度このランチに参加したが、サマーもやや「調子に乗っている」感があり、そんなに楽しいものではない(ので、フリーランチが食えるからといってもう参加しない)。

聞くところによると、現在事務所にいるサマーアソシエイトは(公式かどうか知らないが)オファーが既に出ていて、よほど変なことをしない限りは、そのままこの事務所へ就職できる(そうすると、ロースクールの成績と面接だけで決まってしまうということか)。事務所としては彼らに他の事務所に逃げて欲しくないため、大盤振る舞いしているというわけだ。実際、サマーをやってみて雰囲気が合わず最終的に別の事務所に就職することも少なくないようだ。結局、どの事務所も人が欲しいのであの手この手でサマー様をもてなしているのであり、ときにそのおもてなし競争がヒートアップするのである(これで屋形船までやる理由が比較法的にも理解できます。)。サマーのリクルーティングについて言えば、ニューヨークの法律事務所は「チキンレース」をしているといっても過言でない気がするのである(他にもチキンレース的様相を呈している部分はあるのだが、割愛)。

もっとも、こんないい話がそうそうあるはずはなく、このツケのようなものがどこかの誰かによって埋め合わされることは間違いない。それは、個別のクライアントなのか、クライアントに追い回される弁護士なのか、アメリカ(訴訟)社会全体なのかは分からない。

(追記)先ほどWSLのLaw Blogを見るとタイムリーな記事があったのでそのリンク先の記事を貼り付けておきます。
My Very Special Summer
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Sunset picture courtesy of Bethany
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by NYlawyer | 2007-06-22 05:04 | Law Firm