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約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。


by NYlawyer

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ニューヨークは午前4時

早速脱線。

先週のある日、東京から某バンカーがニューヨークに来られるのでjoinしませんかと誘われ、金融関係者の飲み会に参加。果たして自分が金融関係者なのかという話もあるがそれはさておき。
皆友達を呼ぶので、米系投資銀行の人やら、ヘッジ・ファンドの人やら、機関投資家の人やら、投資ファンドの人やらで最終的には6、7人くらい集まる。今回は、なんと香港から日本を跳び越してニューヨークに来ている人までいた。
主賓の某バンカーは随分前から一度お会いしましょうといっていた方なので、ようやくお会いできましたねという感じ。

まずは、寿司屋で腹ごしらえ。
2軒目は、オサレなバーで喉ごしらえ。
3軒目は、妖しいバーで夢ごしらえ。
そんなこんなで、ウィークデイにも関わらず家に戻ったのは午前4時くらいorz
今週は会議をロングランで毎日のようにやっていたため、3軒目の最後の方は眠くて眠くて仕方なかったが、楽しい時間を過ごすことができた。次の日は会議がなかったので助かった。。

そういえば、なぜか、エロティック系弁護士の話題が出ていました笑。東京にいるのにニューヨークで話題に出るなんて、さすがやつは大物(?)。
ニューヨークは午前4時_e0036628_2565051.jpg

# by NYlawyer | 2006-09-25 03:02 | Colors of New York

ロースクール的コーポレート・ガバナンス論 取締役の信認義務(Fiduciary Duty)編①

最近、
「取締役は株主に対して信認義務を負っているのだから、○●◎#$%(以下省略)だ!」
という声をよく聞くようになった。
日本の会社法では善管注意義務・忠実義務という表現を使うのだが、アメリカの会社法(ここではデラウェア州法を前提としたい)では、信認義務(Fiduciary Duty)と表現される。
「本人-代理人」という関係が成立している場合、代理人は本人の利益のために行動すべきという信認義務(Fiduciary Duty)を本人に負う。これを会社法の世界に置き換えると、会社(本人)-取締役(代理人)という関係が成立するので、取締役は会社の利益を追求すべく信認義務を負うということになる。ただ、事はそうは単純ではない。

というのは、表現が微妙に違うことに気づき意識して読んでいた時期があるのだが、取締役が信認義務を負う旨の説明が、読んでいるケースブックや判例や論文によってそれぞれ微妙に違うのである(そんなはずはないというご意見があればご指摘ください)。
すなわち、
①取締役は会社に対してFiduciary Dutyを負う

という表現もあれば、
②取締役は株主に対してFiduciary Dutyを負う

という表現もあるし、挙句の果てには(?)
③取締役は会社及び株主に対してFiduciary Dutyを負う

という表現まである。

株主と取締役との間に直接の法律関係は原則としてないので(取締役が締結する任用契約の相手方は会社である)、取締役は会社に対してFiduciary Dutyを負うという表現がおそらく正しいと思うのであるけれども、上に見たように様々な書きぶりになっているので、取締役が誰に対して信認義務を負っているのかは必ずしも自明ではなさそうだ。ただ、敢えて誤解を恐れず言えば、これは大して重要な問題ではない。なぜならば、上記の表現のどれを採用したからといって(どの立場に立ったからといって)、ある問題に対する答えが一義的に導き出されるわけではないからである。

またアメリカにおける取締役の信認義務に関する議論が、「取締役が会社・株主のためだけに信認義務を負うのだ」と一枚岩な訳では決してない。ここは日本で少し誤解(あるいは誇張?)されている印象を受ける。
すなわち、会社の経営権限は企業体の唯一の受益者である株主のために取締役がこれを保有しているという立場に対しては、会社が利益追求の目的のためだけではなく社会的使命や社会的責任を負っている存在であることを指摘し、最終的には法を形成するPublic Opinionが企業というものに対する見方を方向付けてきたとする立場もある。この立場からすれば、取締役は会社経営においては株主の利益を追求するだけではなく、それ以外の利害関係者(Constituency)の利益を考慮すべきだということにもなる。

このような考え方は、(ワクテル・リプトンの弁護士のような超善意な解釈はしないとしても)有名なユノカル判決の中に読み取れることも、もっと知られていいように思われる。
A further aspect is the element of balance. If a defensive measure is to come within the ambit of the business judgment rule, it must be reasonable in relation to the threat posed. This entails an analysis by the directors of the nature of the takeover bid and its effect on the corporate enterprise. Examples of such concerns may include: inadequacy of the price offered, nature and timing of the offer, questions of illegality, the impact on "constituencies" other than shareholders (i.e., creditors, customers, employees, and perhaps even the community generally), the risk of nonconsummation, and the quality of securities being offered in the exchange.

もっとも、会社の目的が利益を上げることにあることは間違いなく、株主以外のものの利益を考慮するとしても、自ずと限界はある。
したがって、取締役が会社経営にあたり株主以外のものの利益を考慮することができるとしても、その場合には、株主以外の関係者の利益と一般の株主利益とには一定の合理的な関係が認められなければならない(some reasonable relationship to general shareholder interest)とするのがデラウェア州裁判所の立場であり、これがある種の「歯止め」として機能することになる。Mills v. MacMillan(デラウェア州裁判所1988年)

次回「信認義務(Fiduciary Duty)の基礎」へと続く
# by NYlawyer | 2006-09-23 01:53 | Law and Business

“Sky Mirror” at Rockefeller Center

いまニューヨークでは国連総会が開催されており、ブッシュ大統領が滞在中というということで、警官が沢山いる。昨日の職場からの帰り道はパーク・アベニューが封鎖されてしまい、30分ほど足止めをくらってしまった。
 “Sky Mirror” at Rockefeller Center_e0036628_11163882.jpg

ところで、今日たまたまロックフェラー・センターの前を通りかかったら、人だかりができている。
何かと思ってみてみるとオブジェのようなものが置いてある。ネットで調べてみると、彫刻家・Anish Kapoorの作品のようだ。NYTimesの記事(NYTimes記事中の写真はCG処理)
 “Sky Mirror” at Rockefeller Center_e0036628_11152685.jpg


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# by NYlawyer | 2006-09-20 11:15 | Rockefeller Center

Imagine where this is.

Imagine where this is._e0036628_12381618.jpg


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# by NYlawyer | 2006-09-19 12:47 | Colors of New York

The United Nations Headquarters

先日、LL.Mで一緒だった中国人と国連を見学に行ってきました。
安全保障理事会が開かれる議場
The United Nations Headquarters_e0036628_0504574.jpg

国連総会が開かれる議場
The United Nations Headquarters_e0036628_051017.jpg
ちなみに、国連を舞台にした映画「The Interpreter」を先日ケーブルテレビで見たのですが・・何よりもストーリーがチープでつらかった。。ニコール・キッドマンって好みの程度に差こそあれ美人にカテゴライズされると思うのですが、演技力が全くない。こっちに英語力がないからって、演技力のなさまではごまかされないゾ。
The United Nations Headquarters_e0036628_0515468.jpg

ビル全体。ただし、見学ツアーはこのビルに入ることはなく隣の2階建てのビルを廻るだけ。30分おきにやっているからそんなに待ちませんが、「休日」が国連独自に決まるのでそこだけ注意が必要です。
The United Nations Headquarters_e0036628_055489.jpg
ツアー参加者は説明中であろうが何であろうがツアーガイドに勝手に質問を投げかけ、さながら初期のロースクールの授業のようで懐かしい。ガイドも答えようがない質問があり、ガイドに同情してしまいました。

* * * * * *
The United Nations Headquarters_e0036628_11917.jpgツアーが終わった後に休憩したのですが、話題は、ある意味必然的に(?)日中関係になります。
彼はさほどエキセントリックではないし話しているうちに興奮するタイプではないので、そんなに激しい応酬にはならなかったのですが、結構盛り上がりました笑。
僕もこうなることは予想できなくはなかったので、わが国の立場を丁寧に説明しておきました。なぜ日本は第二次世界大戦(日中戦争)について謝罪しないのかとかという質問はよく聞かれます。あとは、なぜ中国当局は日本領事館に投石している連中を逮捕しないのかとか、なぜ領土問題について国際司法裁判所の判断を仰がないのかとかいろいろと議論はしましたが、内容はここでは紹介しません。


ただ、二つだけ、驚いたのは、彼は日本がまたアジアを侵略するのではないかと結構真面目に信じていることです。日本は謝罪しないのだからそう信じても文句は言えないという理由付け自体は分かりますが、「いつか来た道」論をニューヨークで聞くとは驚きでした。あと、彼は、北朝鮮による日本人拉致事件を知りませんでした。これはいろんな意味で象徴的です。

先日ちょっと紹介したフラット化する世界/The World is Flatでは中国とインドをかなり好意的に紹介しており、この点がこれらの国の政治的な成熟度を軽視しているとアメリカでも批判される所以ですが(Current affairs: The Collapse of Globalism by John Ralston Saul REVIEWED BY PAUL KENNEDY)、確かに、急激な経済発展に隠れている政治・社会問題は中国に沢山あるような気がします。
都市部を中心にかなり裕福になってきているとはいえ、留学前に欧米のローファームの支店(欧米のファームは中国進出に比較的熱心であり、北京、上海あるいは香港に展開している。)に勤務しアメリカのロースクールに留学に来ている連中が、「中国には戻りたくない」「ロースクール卒業後はアメリカで働きたい」と口を揃えるのには経済的な理由だけではない他の理由があるのは間違いありません(ちなみにポール・ケネディの久しぶりの新作は、国連に関するこれ
彼の本は今まで鈴木主税さんが訳しており、この方の翻訳は本当に読みやすいので僕は日本語版を読むと思います。)。

と、ここまで書いたところで、発見したニュースがこちら。石原知事、また「三国人」 治安対策めぐり発言
どっと疲れました。こういうニュースは一気に伝わるし、曲解されやすいし、こちらも弁護しようが無いので発言には本当に気を使って欲しいのですが。。
もっとも、国同士がどういう関係であれ個人の関係が重要であることは論を待たないので、こういう議論をしたからと言って、あるいは一知事がこういう発言をしたからといって二人の関係がギクシャクするということはありません(前者の関係では、むしろ、自国の立場をきちんと説明できない人の方が尊敬されないという印象を受ける)。
# by NYlawyer | 2006-09-18 01:01 | Thought On...