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約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。


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Conflict of Interest

neon98さんのトラックバック・Conflicts of interest in financial institutionsを受けて、一般化して、もう少し考えてみる。確かにあまり考えたことはない問題かもしれない。なお、資料は一切参照していないので、以下はいわば「裸の」考察である。

A社のメインバンクとA社と同業のB社のメインバンクが同じ金融機関であるとき、平時の場合、当該金融機関がA社及びB社に貸付をすること及び貸主-借主の関係を維持することは、金融機関にとって利益相反の問題は基本的に生じないと思います。もちろん、金融機関がB社(A社)に、A社(B社)の秘密情報を開示することは原則として認められないことは言うまでもありません(金融機関が顧客に負うと解されている守秘義務あるいは情報提供禁止義務に違反するから)。
Conflict of Interest_e0036628_916488.jpg
では、戦時の場合はどうなのか?




「戦時」というのは例えばA社がB社を買収しようとするときを想定していますが、当該金融機関がA社に買収資金の提供をすることに貸し手としての利益相反(?)の問題は生じるのか?
A社に資金を実際に提供すること・資金の提供に際してB社の情報を金融機関が得ることはとくに問題がないと考えられる。もちろん、資金の出し手がB社に分かればコマーシャルな問題が金融機関とB社の間で(特に「敵対的」とされる買収では)いろいろと発生しようが、資金の出し手が分からないのであれば、それはそれで問題はないと考えられる。もっとも、買収がTOBで行われるときは、公開買付けに要する資金の存在を示す書面で分かることが多いであろう。金融機関がB社(A社)に、A社(B社)の秘密情報を開示することは原則として認められない。

また、その情報を得たことによって金融機関のB社向けの与信管理が変わることも許容されるであろう。

ただ、その情報を得た金融機関の行動によってB社のValueが下がり結果的にA社の買収金額を抑えることになった場合は、B社との関係で何か問題は生じるのだろうか?
よく分からん。

ちなみに、一つの買収案件に対して複数の買い手候補が存在する場合に、金融機関が複数の買い手候補からファイナンスの依頼を受けた場合には、その金融機関は複数の買い手にファイナンスを提供することはできないであろう。入札金額が大きくなればなるほど、金融機関の得られる利益も大きくなる関係にあるからである。ただ、実務的にはファイナンスもビッドが行われるので、貸し手と借り手はexclusiveな関係になるので、実際に問題になることはないように思います。

しかし、どんなテクニックを駆使しても結局は生身の人間を相手にした交渉が行われる以上そこに感情が介在することは避けられないわけで、だから、もう少しうまい方法はないのだろうかとも思うけれど、今回の(も)、いろんな人のあまりに感情むき出しの発言を見ていると社会っていろいろ面倒くさいなと思うのであった。敵対的買収とその防衛策については自分の考えがまだ定まらずもどかしい思いをしている。

(本エントリーの内容は筆者の所属する組織・団体の見解を代表するものではありません。)
by NYlawyer | 2005-10-26 08:50 | Law and Business