約10年ぶりのアメリカ上陸。ニューヨークでの生活、写真。
by NYlawyer
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ある経済学者の死
経済学者の都留重人氏が亡くなったらしい(NIKKEI NET)。
高校の担任教師が経済学部の出身で、また高校が付属校で授業内容が教師の個性や裁量によるところが大きかったこともあり、3年生の現代社会の授業はマルクスとかウエーバーとかケインズとかサミュエルソンが登場する、ほとんど経済学や社会思想史の入門のようなことをしていた(ちなみに、この先生は今は九州の大学で西洋社会経済史を教えている)。
そんでもって大学受験がなくて時間があるのをいいことに、この教師の授業で紹介された本を濫読していた。その過程で出会った都留が監修した一冊が、これ。
『現代経済学の巨星 ―― 自らが語る人生哲学 ――』(岩波書店)
どうも今はほとんど絶版になって改めて纏められたものが別の出版社からでているようだ(話がずれるが、個人的な印象では、こういう形で別の本になってしまうと当初のテイストがなくなってしまっている感じがする。だから本は基本的に買って大切に保管するというのがポリシー。)。
細かい内容は覚えていないが経済理論の難しい話はそんなに出てはこなくて、むしろ経済理論を打ち出した経済学者が人生哲学や思想を語っている本であったはずで、読み物として非常に面白い。イメージとしては私の履歴書の学者版。
どうしてこんなことを思い出したかというと、経済学の理解があればもっと面白いだろうにという思いをすることが少なくないから。Finance TheoryもLaw and Economicsもそうだが、日本の少なくとも学部レベルではほとんど言及されることがなかった経済学的な視点・分析があちらこちらに登場する。といっても、数式をいじくりまわしているわけではないが、経済学の発想とか思想とか歴史とか、そういうのを手っ取り早く(=日本語で)知りたいと思うことが多いので、この本のタイトルを思い出したという次第。今思えば、なかなか面白い企画の本だ。
* * * * * * * * * * * * *
先日ちょっと書いたニューヨーク学院での説明会で、
さあ、また新しい一日が始まる。
高校の担任教師が経済学部の出身で、また高校が付属校で授業内容が教師の個性や裁量によるところが大きかったこともあり、3年生の現代社会の授業はマルクスとかウエーバーとかケインズとかサミュエルソンが登場する、ほとんど経済学や社会思想史の入門のようなことをしていた(ちなみに、この先生は今は九州の大学で西洋社会経済史を教えている)。
そんでもって大学受験がなくて時間があるのをいいことに、この教師の授業で紹介された本を濫読していた。その過程で出会った都留が監修した一冊が、これ。
『現代経済学の巨星 ―― 自らが語る人生哲学 ――』(岩波書店)
どうも今はほとんど絶版になって改めて纏められたものが別の出版社からでているようだ(話がずれるが、個人的な印象では、こういう形で別の本になってしまうと当初のテイストがなくなってしまっている感じがする。だから本は基本的に買って大切に保管するというのがポリシー。)。
細かい内容は覚えていないが経済理論の難しい話はそんなに出てはこなくて、むしろ経済理論を打ち出した経済学者が人生哲学や思想を語っている本であったはずで、読み物として非常に面白い。イメージとしては私の履歴書の学者版。
どうしてこんなことを思い出したかというと、経済学の理解があればもっと面白いだろうにという思いをすることが少なくないから。Finance TheoryもLaw and Economicsもそうだが、日本の少なくとも学部レベルではほとんど言及されることがなかった経済学的な視点・分析があちらこちらに登場する。といっても、数式をいじくりまわしているわけではないが、経済学の発想とか思想とか歴史とか、そういうのを手っ取り早く(=日本語で)知りたいと思うことが多いので、この本のタイトルを思い出したという次第。今思えば、なかなか面白い企画の本だ。
* * * * * * * * * * * * *
先日ちょっと書いたニューヨーク学院での説明会で、
「法律学科で勉強するのに数学って必要ですか?」という質問が出た。確かに僕も数学は苦痛だったからこの質問はよく分かる。
実際日本の学部レベルであるいは実務でも数学が絶対に必要かと聞かれれば必要ではないだろう。というようなコメントをした。時間も短いし、うまく話せなかったのできちんと伝わっているかどうか分からない。でも、僕が言いたかったことはそういうことだ。
でも、法律っていうのは社会を見る一つのツールに過ぎないから法律だけで完結しているわけではなくて、その他のツールである経済学とものすごく密接な関係にある(と、こちらに来て再認識した)。経済学には数学は必須ですね。だから、確かにいろいろ戦略は必要だけど、法律学科への進学を希望しているからって数学の勉強をやめるべきではない。
なにより、一つのことをやめるってことは可能性も一つ捨ててしまっている、ということも忘れずに。
さあ、また新しい一日が始まる。
by NYlawyer
| 2006-02-07 21:25
| Law and Business